35年ローンを組んでいる半分以上の方々が、不幸になっている

a richness of emotion or spirit

高気密、高断熱、高機能な住宅は、日本の住宅発展や技術力の高さなのかもしれないが、それを守るがゆえに住宅価格が下がらないのは本末転倒だと思う。

エネルギーやメンテのランニングコストが削減できるというメリットがあると思うが、イニシャルのコストがぐっと下がる方が今の時代、圧倒的にリスクが低いと思う。

実際、僕の実家はいわゆる昔ながらのボロ屋だったので、冬は室内が2〜3℃になることもザラで、結露もするし、すきま風も普通だった。エアコンも無かったけど別に大して困った経験は無かった。今は部屋が余りまくった5LDKの一軒家に両親が2人だけで住んでいる。

建築家さんや住宅メーカーさんに怒られそうだが、正直もっと”めんどくさい家”でいいと思う。それが暮らしの知恵に変わったりするのだから。その分、住宅価格を圧倒的に下げてほしい。理想は車一台分の価格でマイホーム、そして減築や増築が安価にできるマイホーム。

今、35年ローンを組んで数千万の家を買う、高い賃貸に住み続けるというのは経済が右肩上がりである前提での仕組み。所得が下がる中で、あまり今の世の中には当てはまらないし、苦しい人も多い。その恐れから解放してあげる選択肢を創りたい。

そうすれば所得が下がったとしても自由に使えるお金はぐっと増える。会社を休んで家族で1〜2年世界中を巡ってもいいし、海外に勉強しに出てもいいし、仲間と地域活動に専念してもいいし、育児に専念してもいい。クリエイティブで豊かな時間と選択肢が圧倒的に増える。

ローンや高い家賃を払うために毎日、満員電車に乗って、終電近くまで働き、帰宅した頃には妻も子供も寝ている。それって幸せだとは言いがたい。活動するYADOKARIもそういう疑問を感じてスタートしている。

この間、ファイナンシャルプランナーの方々とお話する機会があったのだが、衝撃的な一言を言っていた。

「体感ですが、お客さまとのやり取りで35年ローンを組んでいる半分以上の方々が、不幸になっていると感じてます」

多くは語らなかったが、明るみには出ない現場で見えている事実があるのかもしれないとゾッとしました。

今、タイニーハウスやスモールハウスのムーブメントが来始めているのは、必然だと思う。

これからコスト面もそうだが、“本当の豊かさとは何か?”が問われる時代になると感じている。