創造性を高める意識的な休暇

「距離」と創造性:休暇が大切な理由」という記事を読んだ。

上記の記事を要約すると、

    携帯電話、メール、SNS、ネット、TV、本・雑誌、会話
    あらゆる情報を遮断し、環境を変えて休暇を取る

    そういった日常のあらゆる事柄から距離を感じるときに初めて、
    全く新しい方法で考えることができるようになる。

    その結果として、不可能に見えていた問題、数カ月も苦労していた問題が、
    突然解決しうるものになる。いわゆるブレイクスル―が起きる。
    (大学の研究論文等でも実証されている)

って話だ。

    休暇が有益な理由はここにある。
    ふだん多くの時間を過ごしている場所から逃れると、われわれの頭は突如として、それまで抑え込んでいた突飛なアイディアに気付く。毎日オフィスに出ていたら決して思いつくことのなかったであろう漠然とした可能性について、思いをめぐらせるようになるのだ。
    われわれは、環境が人間の創造性を縛ることを、あまりにも忘れがちだ。仕事上の問題と常に「近い」距離を保っていたり、電話や電子メールに休まず反応していたりすると、われわれの精神は、ある種の型にはまってしまう。物事に別の考え方は存在せず、これこそが常に正しいやり方だと思い込むようになる。

まあガラッと場所を変えて長期的な休暇となると、日常的に行なうことが難しい方々もいるかもしれません。

そんな人にお勧めなのは、

「1日に30分以上、あらゆる情報を遮断することを習慣化する」

携帯電話、メール、SNS、ネット、TV、本・雑誌、音楽、会話あらゆる情報を遮断する時間を意識的に作り、内省する習慣を「身につける」ことで、色んな課題や纏まらない考えの方向性が見え、精神的ストレスが軽減され、活力が沸いてきます。

これらの情報の遮断を行った時に、ソワソワしてしまったり、何かしたくて耐え切れない人は「情報に依存」している方なのかもしれません。そういう人に限って実はピンときたという「直感」がまったくの畑違いの場合もあります。

まずは、「情報に依存」している自分を自覚することが重要です。

現代ですと、「携帯電話を2~3時間いじらないと不安なってしまう、twitterやmixiを見ないとソワソワする」なんて人は危険信号ですね。この情報社会ですから何かしら皆さんに当てはまると思います。

情報の遮断に耐え切れない人は、白い紙とペンだけ用意して思ったことを好きなように描いてみましょう。何か新しい発見があるかもしれません。

同じようなことを建築家のレンゾピアノは、20 代の若者に対して一日20分でも自分の時間を守り抜き、情報の洪水から離れてひとり静かに内省する習慣を「身につける」ことが大切と説き、人生に必要なのは「自ら物事を決定できる強い意思」だと語っています。

いわゆるジム&運動、散歩、瞑想&ヨガ、一人旅、掃除&家事、日記&ブログ、一人カフェ、バスタイム、トイレに篭る等々、色んな形で皆さんが一人の時間を好まれるのは、その目的が「情報を遮断し内省する時間を意識的に作っている」ということなんだと思います。

「答えは、外ではなく内にある」とまでは大げさになるので言いませんが、何かしらの形で人間はこの感覚に気付いていくんだと思います。

今回、「意識的な休暇」について書こうと思ったのは、先日の大地震の影響でここ数日、多くの人々が「正義感、救世感」あるいは「悲壮感、憤怒感」と色々な感情が上下に大きく揺れてアドレナリンがでている緊張状態だったからです。

知らない人もいるかもしれませんが、ポジティブであれネガティブであれ感情の急激な振れ幅は、それ自体がストレスとなって蓄積します。ですので、地震後、数日が経ち緊張状態が解けてくるとストレスが溜まった体にやっと気がつき体調を崩したり、風邪をひいたりするわけです。

被災地の方々が毎日緊張状態にあるのは無理も無いですが、幸いにも大きな被害を免れ、衣食住が安定している関東の人々が体を壊してしまったら、被災者を支援するどころではなくなってしまいます。それこそ本末転倒です。

皆さんの周りにそういう人はいないでしょうか?
しっかり休んでケアするように伝えてあげて下さい。

感情が揺れることは決して悪いことではありません。
それを通して人間は学んでいくのは確かなことです。

しかしながら今回の地震で思ったのは、
本当に被災地や原発のことを考え、今自分に何ができるかを冷静に判断する人は、感情の起伏を極力少なくし、動けるときに本当に困っている人たちにしっかり手助けできるように体力を温存し、できることを淡々と行動に移しているということ。

意識的に内省できる力がある方々が率先して

「現実的でかつ一過性ではない継続的な支援」

を行っているという、そんな印象を受けました。

そんなリーダー達が沢山いたことも事実だと思います。

素敵な国ですね、日本。
GDPどうとかじゃなくて、世界で一番進んだ国だと思います。
そういう人たちがこれからどんどん増えて行くんだと思います。

21世紀に入って、これから起きる世界的な変化は、ガンジーや坂本竜馬のような革新的な人ではなく、気がつき始めた多くの人がありとあらゆるところでリーダーになって進んでいく、そんな新たな時代の到来を垣間見た気がします。

何はともあれ、僕も日々精進です。
話は戻りますが、皆さんも休暇しっかり取ってね!
そろそろ桜も咲くしね!お花見日和もすぐそこ。
ではでは、素敵なライフワークを。

2011年3月23日