精神の自由をつかむためには

最近、一つ学んだというか、しっくりきたことを書こうと思います。

    本当に自由になりたければ、自分の感情をなんとか縛りつけて
    勝手に動かないようにしておく必要がある。
    感情を野放しにしておくと、そのつどの感情が自分を振り回し、
    あるいは感情的な一方向にのみ顔と頭を向けさせ、
    結局は自分を不自由にしてしまうからだ。
    精神的に自由であり、自在に考えることができる人はみな、
    このことをよく知って実践している。

哲学者、ニーチェ 著書の 善悪の彼岸 の一節。

感情的な決断はしないようにしようと常々思い試行錯誤する中で、出逢った言葉だがなんだかスーッと入ってきました。

人生の決断を下す際に、直感と感情が混同してしまうからおかしくなるのだと。

整理すると、

・喜怒哀楽の感情は、生理的な反応であり、信用できない。
・直感には感情の揺れが無く、落ち着いて平坦である。
・感情は上下に揺れ、信頼できないし、信頼するべきではない。
・感情はさまざまな問題や空虚感の表れである。決して感情にもとずいた決断をするべきではない。感情的な決断をすると人生にゴタゴタが生まれあとから後悔するような選択をしてしまう。
感情は、肉体や精神が情報処理をする結果として生まれるものだから、無視しないでそのまま味わえばよい。感情を抑えつけると、心身の健康に悪影響を及ぼす。けれども感情を判断の基準にして生きるべきではない

感情と直感の違いを明確に理解し、沸き起こる感情は抑えつけずに十分味わうようにすると、自分の感覚や直感に注意を払うようになって、自分自身とコミュニケーションができるようになる。そうなると、直感をきちんと認めなくてはならなくなる。

最近のオリンピックなんかでいうと、肉体と精神が極限まで研ぎ澄まされたアスリート達の言葉や、生い立ちをインタビューや特集で見ると感情と直感の区別をしっかりすることで決断をしてきたアスリートが多くいたのも事実。

感情と直感を区別するために悩むことは大いにあるが、直感として決断ができた際は、その後の行動は悩む余地も無く進むことができる

整理すると、

1.まず、自分の直感の存在に気づき、次にそれがどんな気持ちかを知る。感情と混同しない。感情には一種の「激しさ」があるので区別できる。
2.その直感が確かに自分の中から生まれたことを認める。他の人間からの影響ではなく、自分自身の感覚だと認める。
3.自分の直感を信用する。
4.行動に移す。

といった具合ですね。

まあこんなことを書いたのも、最近ありがたいことに選択肢を多く頂く機会に恵まれると同時に、その選択をどう決断するかに悩む機会が多くこの悩みの原因は何なのだろうかと思ったからでした。

その際、決まって連絡を突然くれる人生の先輩方が、俺みたいな若造が一人になろうとすると、連れ出してくれたり、笑い飛ばしてくれたり、心震えるような熱い言葉をくれたりして下さることにこの場を借りて感謝です。

まだまだ日々精進です。明日も高みを目指して。

2010年3月1日