尊敬する人物

新年あけましておめでとうございます。いかがお過ごしでしょうか。

年末年始に実家に帰省し、久々に墓掃除に向かい、そこで祖父の葬儀のことをふと思い出した。

祖父はよく人集めて実家で酒盛りしてる人だった。

貰ったものはすべて人に配り、気が付くと、いつも何も残ってない祖父。

親のいない子供達を引き取ってすべて生活の面倒見て自分の会社で働かせていたようだ。

私の実家には住み込みの職人さんも多く、私は「皇太子」と呼ばれ可愛がられていたと母から聞かされており薄々は祖父の偉大さを感じていた。

私が物心ついた頃、祖父が他界した。

そして祖父の葬儀の時、驚く光景を目にした。

数百人の参列者が軒を連ね、祖父のお棺の前で、皆が「親父、親父」と語りかけて泣いていたのだ。

その後、祖父に子供のころから面倒見てもらっていた一人が代表挨拶で一言。

「上杉の親父は、人情っていう人生と商売の基本を教えてくれた。頑固親父だったけど。いつも親父は本当の親父のように本気で向かってきてくれた。私は今あなたのおかげで幸せな家庭を築き、愛する人たちに囲まれて人生を送っています。親父、ありがとう」

「他人あるべきところに己あり、人情あるところに感謝あり」

粗っぽい挨拶だったが、全身に鳥肌が立ったのを今でも覚えている。

私の尊敬する人。

私はその遺伝子を引き継ぐ人。

日々精進。

2009年1月21日